ハワイでボーンフィッシュ・・・2006.3.21〜26

 

Ciaoさんと一緒にハワイにボーンフィッシュを釣りに行きました。那覇からセントレア空港に行き、夜8時50分の飛行機で一路ホノルルへ。約6時間半のフライトで現地時間の朝8時半着。9時半にはガイドと合流してポイントへ向かった。

 

 

初日

 

天気は薄曇り、時々太陽が出る。風はほとんど無い。開始早々ガイドのLarsさんがボーンを見つけるがこれは見えず。次のボーンは見えたがうまくキャストできない。4尾目のボーンがフライをチェイス。グッときたのでラインを引きロッドで少し合わせたら、パンッとブレイク!シーガーエース4号がリーダーとの結び目サージェンスノットから高切れ。噂には聞いていたが、反転するスピードは半端じゃ無い!マグロやカツオ、シイラでは一度も合わせ切れした事のないシステムを切られたのでしばしボー然。

午後からは完全に曇り、なかなかボーンが見えない。そんな中Ciaoさんにヒット!「そんなに大きくないヨー」と言いつつもロッドは満月ラインもガンガン出て行く。キャッチすると50cm程のボーン。Ciaoさん初ボーンゲット!僕も初めて見る生きたボーンに思わず感動。その後サンダーストーム(雷雨)が近づいてきていて初日は4時には終了。しかし、1匹釣れたのでまずは一安心。

 

 

 

二日目

 

朝6時にホテルからピックアップ。ポイントへと向かう。途中のコンビニで朝食のサンドウィッチと昼食用のスパムにぎり(ポーク卵おにぎり)を購入。今日は朝から雨模様、時折強く降るが風は昨日に引き続き弱い。朝一はテイリング狙い、ポイントに着くとそこかしこにテイリングが有る。1時間半程で15回程テイリングを見つけ5回程はキャストに至ったがチェイスはするもののバイトしない。どうもフライが見切られているようなのでガイドのフライにチェンジ。しかし、テイリングが無くなってしまった。

Ciaoさんとガイド交代をして一人になり一度だけはっきりボーンが見え、うまくキャストできてチェイス、バイトしたような感じだったが乗らず。ブレイク沿いを歩いて行くと時々ボーンが見えるがうまくアプローチできない。と、ギーとドラグの鳴る音が聞こえた。振り向くとCiaoさんにヒットしている。昨日のよりは大きいようで寄せてからも何度も走って行くが無事キャッチ。昨日より一回り大きなボーンだった。

再びガイドをチェンジしてブレイク沿いを歩いているとLarsさんの「ビッグテイル!」の声、同時にメチャデカいテイルと背鰭が見えた。静かにアプローチすると真直ぐ向かってくるデカボーンが見えキャストも決まった。フライをチェイス、ゴソ・ゴソゴソと感触が来た時に思わずラインを引いてしまいフッキングせずスプークしてしまった。Larsさんは10〜12パウンダーだったと言う。同じ場所でしばらく待つがボーンは見えず、ブラインドをしてみてというので駆け上がりに向かってキャスト&リトリーブすると2投目にグイーンとラインが持って行かれてものすごい勢いでリールが逆回転、エッジに擦られてはマズイと思い、急いでエッジ際まで行こうとするが時既に遅し、ブツッと切れてしまった。回収するとフライラインが根擦れでブレイク。10m程も残ってなかった。予備のラインに巻き替えて狙い続ける。その後、なかなかボーンが見えなかったが帰る間際に10m程先のボーンをLarsさんが発見、僕にも見えた時にはその距離8m程、1回目のキャストが遠すぎて2回目のキャスト、リトリーブするとチェイス、フライラインがロッドティップに入りそうになった時バイト、グググーと来た時に思わずロッドで合わせるとパチンとまたもや高切れ。Larsさん曰く近距離ではロッドで合わせてはダメよとのこと。その後ボーンは見えず5時にストップフィッシング。

 

 

 

三日目

 

夜にものすごいサンダーストームがあったので陸地に近い所は濁っているらしく沖合いのリーフ近くのフラットへ行く。天気はどんよりとしていて時々スコールが降ってくる。Larsさんと二人であちこち歩き回るがボーンは居ない。Ciaoさんは一ケ所で粘っていて聞くとボーンはけっこういると言う。もう少し粘ってみるかということになりLarsさんと再び歩き出すとテイリング発見!うまくアプローチできてキャストも決まった。ゆっくりリトリーブするとゴソゴソという感触でまたラインを引いてしまいスプーク、もう少し待った方が良いとLarsさん。水面がグレアーで非常に見にくいのでリーフのエッジ際まで行ってブラインドを試みるとすぐにグググーという当り。しかし、ラインが20m程出て行った所で根擦れでティペットブレイク。結び直しての2投目にゴゴンという当りで一気にバッキングまで出て行くが何か根に擦れているような感触が伝わった後、動かなくなってしまった。ラインを引くがフライラインが根に絡んでいるようでなかなか取れない。意を決して思いっきり引くとゴリゴリ・ズリズリという感触があってどうにかフライラインを回収。あちこち傷付いているが替えが無いのでそのまま使用。その後、いちだんと天気が悪化して風も強くなりさざ波が立って全く水中が見えない。5時まで粘るがスプークするボーンが4・5尾見えただけ。

 

最終日

 

朝起きてみると星が見える。やっとまともに晴れた。朝方はテイリングを探すが全然居ないので、リーフのエッジ際で日が高くなるまでブラインド。2時間程投げ続けるがノーバイト。日が高くなりそろそろサイトが出来そうな感じ。すると、Larsさんの「フィッシュ!」の声。ブラインドをしている所は水深1.5m程でLarsさんが指差す方を見ると約10m程前を右からボーンの影が近づいてくる。急いでリトリーブをしてボーンとの距離を合わせ、ゆっくりリトリーブすると魚がフライを追った、と思ったら手の中をラインが走りリールが激しく逆転した。40m程一気に走りまっすぐ戻ってきて姿が見えたかと思うとエッジ際を走って行くので僕も一緒にエッジを走り無事キャッチ!60cm程、Larsさんが5パウンダーと言う。

ヤバイヤバイとボーンを追う

生涯初ボーン。緊張して笑顔が堅いです

余韻に浸る間も無く、次はサイトだとLarsさん。リーフの中に沖からサンドウェイが続いている。Larsさんがあそこは良いぞと言うので期待大で近づくとデカボーンが見えたがキャストがうまく行かず。3尾目が20m程先から僕らに近づいてくる。15mでキャストの指示。右にボーンが向いたので右にキャストをすると向きを変え、真直ぐ近づいてきた。キャストし直すと良い所に決まった。ゆっくり引くとボーンが近づいてきてあのゴソゴソという感触がきた、我慢しているとビシーッとラインが水を切り一気のジェットラン!「グージョブ」とLarsさんが言う間にもガンガン出て行く。100m近く一気に走って止まり。一直線に戻ってくる。バックはするなというので猛スピードでリールを巻くが時として追いつかない。フライラインがリールに入りボーンが見えたが「ワンモアー」とLarsさん。と、再ダッシュするが最初のようなトルクは無く20m程で止まり無事キャッチ!デカイ!メジャーで計ると尾の先端まで76cmあった。重さもきっちり計ろうとボガを掛けようとするが掛かる所が無く断念。Larsさんに訪ねると8パウンダーだという。ついにサイトでしかもグッドサイズが釣れて大満足!!

走る走る!まったく止まりません

あーもう、幸せの一言のみ

Larsさんが優しくリリース

 

一人で釣っていたCiaoさんも近づいてきて祝福してくれるが全身ずぶ濡れである。どうしたのと聞くとブラインドで巨大ボーンを掛けたが根を巻かれそうになり根をかわそうと走っていたらコケてしまってブレイクしたと言う。全然止まらないのでドラグをどんどん締めたが止まらなかったそうだ。どれどれとドラグを見てみると2kg程は有りそうなキツキツでこれで止まらんのーとビックリした。ガイドをCiaoさんと変わり一人で釣るがなかなかうまく行かないものだ。6回8尾を見つけてアプローチ、キャストに至ったのが2回で2回ともフライを追ったがどうも僕のフライはハワイのボーンのお気に召さなかったようでバイトせず。CiaoさんもLarsさんと何尾か見つけたがうまくいかなかったようだ。今日は帰りにショップに寄るので3時にはストップして遠征が終了した。

 

 

タックルやフィールド、ガイドについて

 

ロッド:TFO TiCrX #9 9ft リール:VAN STAAL C-VEX912にバッキングPE5号300m フライライン:monic GSP SKYline striper/tuna #9

Ciaoさんは8番を使用していたがガイドは9番がベストだという。今回はキャスト的には8番で何の問題も無かったが魚がデカいだけに9番で良かったと思えた。バッキングは200mあれば十分だと思います。あまりユルユルドラグにしなければ150m以上走られる事はないと思う。現にLarsさんは3月の初めに16Lbのボーンを釣っていて写真も見せてもらったが(怪物クラスの大きさでした)出されたのは150m弱だったと言っていました。

ティペットは最初シーガーエースの4号(径0.33)を使っていたが2回合わせ切れしたところでガイドのフロロ(メーカー忘れました)に交替(径0.35)ガイドは0.33(4号)では細過ぎで0.37(5号)では太過ぎ、ベストは0.35だと言う。No1ティペットはシーガーグランドマックスの25Lb(径0.35)だがとても高くてなかなか使いえないと言っていました。ガイドに教わったリーダーはナイロン50Lb程を1m+ナイロン30Lb程を60cm+フロロのティペットを1ヒロ取り全体で11ft前後がベストということでした。

キャストとリトリーブが思っていたのとはかなり違っていました。全体的に曇っていたというのもあると思うが、かなりの接近戦でした。15mから20mでボーンを発見してキャストするのですが、平均のキャスティングレンジは10m前後ひどい時は5・6mのキャストも必要でした。5・6mのキャストというとロッドティップからほとんどフライラインは出ておらずリーダーだけで投げるという感じでガイドはピッとフリップキャストをすると良いと言っていましたがうまくコントロール出来なかったです。リトリーブはかなりおそく1秒で5cmも無い程のスピードでゆっくり連続して引かないとチェイスすらしませんでした。そしてボーンがフライの所に来たらストップさせるか秒速1cm程で引かないとバイトしなかった。ボケジャコや小カニがメインベイトだからだと思うが、これらは確かに動くスピードは遅いし驚かすとその場に止まって砂に潜ろうとするのでそれをイミテートしているのだと思います。また、リーフエッジでのブラインドではシュリンプがメインベイトらしくスナップを効かせた速めのリトリーブをするようにと教わった。

フッキングも難しく接近戦なので普通に合わせるとボーンが反転するスピードで切れてしまうようです。10mを切っている場合はロッドは全く動かさずにラインを少し押さえる程度でフッキングはOKかもしれないとさえ思えた。遠くで掛けた時はロッドをゆっくり上げてフッキングはOKとガイドは言っていたが近い時はロッドで合わせてはダメだという。

フライは6から2番で今回はサイトでは6番、ブラインドでは2番を多用した。色々フライは巻いていったがやはり一番良かったのはガイドのフライで余計なものが一切なくシンプルだが見事にベイトをイミテートしていた。サンドエリアではタン、コーラルエリアではオレンジとエリアで明確に色を分けていた。ブラインドは主にコーラルエリアのエッジで行ったが立っている所が膝下、キャストする所は1.5から2m程の水深でカウント5前後を取ってリトリーブをするという感じでした。

ガイドのフライボックス

今回使用したガイドのフライ

 

サンドエリア

 

コーラルエリア

 

今回のガイドはNervous water fly fishersから紹介してもらったLars(ラース)さん。20代半ばの若いハンサムガイで、スウェーデン出身。ハワイに来て3年半ということだったが、ハワイに来る前にキューバ、メキシコ、ホンジュラス、ベネズエラ等で釣りをしていたというソルト狂。非常に真面目で時間厳守、愛想は良いがあまり無駄話をせずロッドを持たずガイドに徹してくれ決して諦めない。魚を見つける目も非常に良かった。さらに良いのは北欧出身だけあってmks単位なのだ。距離もすべてメートルで言ってくれるので非常に分かり易かった。Larsさん本人もフィートで指示する時は頭で計算しないといけないのでワンテンポ遅れるのでメートルの方がずっと良いと言う。

ハワイのボーンは数も結構居るしアベレージが大きい(5〜7Lb)のが非常に魅力的ですが、ガイド無しでは全く釣れないと思います。まず魚が見えないし、たとえ魚が見えたとしてもキャスト位置やリトリーブスピード、喰わせのストップのタイミング等ガイド無しでマスターするには最低10日以上は必要だと思います。また、オアフでは何処にでもボーンは居るというのでは無く、潮や天候、風向きで上がってくるフラットが違い、居ない所には全く居ないそうなので、そこまで知るためには2・3年はオアフに住まないとダメだと思います。

 

 

 

 

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